一般的に食物繊維は野菜に含まれているイメージがありますが、
野菜からほとんど摂取できない食物繊維があります。
それが今回ご紹介する「リグニン」です。
あまり聞き馴染みのない食物繊維ですよね。
ではリグニンとはどういった食物繊維なのか早速見ていきましょう。
リグニンとは??
リグニンは不溶性の食物繊維の一つで「木質素」とも呼ばれています。
リグニンは食物繊維であるセルロースと一緒に存在しており、
植物細胞同士をくっつける接着剤のような働きをしています。
リグニンは強力な酸やアルカリにも溶けず、
大腸内でもまったく吸されることはありません。
またリグニンはポリフェノールの集合体のような食物繊維で、
老化の根源となる活性酸素に対抗する抗酸化作用も併せ持っている食物繊維なんです。
リグニンの働きは??
リグニンは不溶性の食物繊維なので腸内の水分を吸収し膨らみ、
腸を刺激し腸の蠕動運動を活発にして便の排泄をスムーズにしてくれます。
またコレステロールを原料に生成される胆汁酸を排泄してくれる働きがあります。
胆汁酸を排泄すれば、血中のコレステロールを原料に新たな胆汁酸がつくられるため、
血中コレステロールの低下に繋がります。
また胆汁酸は脂質の代謝にかかわりますが、古い胆汁酸はその代謝作用が弱くなります。
排泄により新しい胆汁酸をつくることにより衰えた脂質代謝の働きを復活させてくれます。
そして先ほども述べたようにリグニンはポリフェノールが集まった食物繊維なので、
老化を防ぐ抗酸化作用に働き、動脈硬化の予防にも期待できます。
リグニンを含む食べ物は??
リグニンは野菜類にはほとんど含まれてなく、
ココア、豆類、イチゴ、梨、ラズベリー、などがあります。
またカカオを原料としたチョコレートにも含まれており、
カカオの濃度が高いほど含有量が多くなります。
チョコレートでいえば、カカオ〇〇%の商品は人気がありますね。
僕も疲れたときによくひとかけ食べるようにしています。
頭もカラダもスッキリするのでおすすめです。
僕がいつも食べているのはコレ。
糖質の配合量が少ないので、
カカオの成分は摂取したいけど糖質が気になる方にもおすすめです。
苦みも強いため、仕事中の眠気覚ましにも役立ちますよ!
ただ苦みが結構強烈なので慣れていない方は食べた瞬間しかめっ面になるので、
注意して下さい。
慣れていない方は72%から慣らしていくことを強くお勧めします。
すっかりチョコレートの話しになってしまいましたが、
カカオを原料としたココアもリグニンの摂取に優れています。
また現代人に不足しがちな鉄分マグネシウムが含まれているほか、
牛乳とあわせればカルシウムも摂取できるのでとてもカラダに嬉しい飲み物となっています。
コチラは砂糖などを使用していない純ココアです。
自分で甘さの調節ができるので糖質を摂り過ぎたくない方に良いですね。
牛乳やヨーグルトに混ぜても美味しくいただけます。
僕は熱いコーヒーに小さじ一杯分溶かしてよく飲みます。
食物繊維も一緒に摂れるので重宝しています。
是非試してみて下さい。
まとめ
リグニンは便秘の予防や改善のほか、
コレステロール値の上昇を抑制する働きがあるので意識して摂取したいですね。
ココアや、チョコレートなどはリグニンが豊富に含まれているほか、
朝食やブレークタイムに気軽に摂れるので、
健康な毎日のために取り入れてはいかがでしょうか。