ミネラル不足が発達障害を深刻化させる理由とは??

脳の発達と活動に欠かせないミネラル


発達障害の様々な特徴は、脳機能の不全が大きな原因と言われています。

 

発達障害が発症するのには、遺伝病や妊娠中のアルコール摂取や喫煙、食生活などの環境的なものが関係しているとも言われています。

 

脳の情報伝達の要となる神経伝達物質が足りていないことや、脳の離れた部位をつなぐ軸索(じくさく)の結合が上手くいっていないことが発達障害特有の特徴を作り出しているのではないかという説が有力です。

 

そこで注目したいのがミネラルの働きによる脳への働きで、脳の神経伝達物質を作り出すためにとても重要な役割を担っています。

 

神経伝達物質には、よく耳にするセロトニンやドーパミンなどがありますが、これらは興奮や意欲、平穏さなどの様々な感情を生み出すもとになります。

 

⇒セロトニンを増やすには??

 

言ってしまえば、神経伝達物質が正常に作り出されることによって人は心のバランスを保っており、逆に不足するこによって何らかの影響があらわれるということになります。

 

ミネラルはその神経伝達物質を作り出す際に不可欠なものであり、人の心の健康を支える大切な栄養素とも言えるわけですね。

もちろん、たんぱく質や良質な脂質、ビタミンなどの栄養も関わっていますが、ミネラルが不足していると代謝自体がスムーズにおこなわれずに体外に排泄されてしまい結果として神経伝達物質の生成に影響が及ぶ可能性が高くなりますのでミネラルの十分な摂取は重要です。

 

実際に発達障害の症状がない人でも、カルシウムやマグネシウムの摂取が不足してくると、イライラや睡眠障害などといった情緒不安定な症状が出ることは有名で、カルシウムやマグネシウムは天然の精神安定剤とも言われるミネラルです。

 

⇒注意!!子供のカルシウム不足が及ぼす影響や症状。

 

⇒マグネシウムの重要性とカラダにもたらす効果とは??セロトニンの働きにも関与している

 

他にも亜鉛が不足すると、不安感やイライラが大きくなったり、現代人に多い味覚障害の引き金にもなります。

また、鉄や、マンガン、銅といったミネラルも脳の働きに必要不可欠なミネラルです。

 

発達障害の方はそうではない人に比べて感覚が過敏なことが多く、これらのミネラルが大量に消費されるので、脳の燃料不足になりやすいのです。

 

 

ミネラルが不足しやすい現代人の食生活


発達障害の方はミネラルの消費が激しく、日常的に不足傾向にありますが、それに追い打ちをかけるのが現代人の食生活です。

 

「飽食といわれる現代日本でミネラル不足?」なんて思われるかもしれませんが、現代人の食生活はミネラルが不足しやすく、主な要因は3つ挙げられます。

 

 

(1)加工食品を多く食べるようになった

共働きの家庭の増加や、時短に繋がる手軽さが時代にマッチし、冷凍食品お惣菜などの調理加工済みの食品が家庭の食卓に急激に普及し、その利用は年々増加傾向にあります。

 

加工食品は手軽で便利なため利用する機会が多いですが、これらの食品は水煮して冷凍された食品を原料にしているため、水溶性の栄養素がほとんど失われています。

 

また多くの加工食品には食品の変色を防いで、見た目を良くするために「リン酸塩」という添加物が加えられており、リン酸塩の過剰摂取はミネラルの吸収を阻害してしまいます。

 

 

(2)野菜自体の栄養素が減少した

現在流通している野菜は、一昔前の野菜に比べると圧倒的に栄養価が低いといわれています。

原因の1つが化学肥料の大量使用です。

化学肥料を多く使う事によって土が有機分を失い、野菜が様々な種類のミネラルを吸収できなくなっています。

また、品種改良によって生育期間が極端に短くなることによって、光合成によって生成されるビタミンの量も減少しています。

 

例えば1950年と2010年での人参に含まれる栄養素を比較してみると、ビタミンA(βカロチン)で約80%の減、ビタミンCや鉄分も約60%の減少が確認されたデータがあります。

 

効率化が進む現代の影の部分といっても言い過ぎではありません。

 

(3)砂糖摂取量の圧倒的な増加

コンビニや自動販売機がここまで増えてくると子供だけではなく大人も甘いお菓子や、清涼飲料水を摂取する機会が増加します。

 

砂糖を使用したお菓子や飲み物は、疲れたときやイライラした時についつい飲食してしまいがちです。

 

しかし砂糖を代謝するために、せっかく摂取した体内のビタミンやミネラルを大量に消費してしまうため、脳や神経に必要なビタミンやミネラルが不足してしまいます。

 

ビタミンやミネラルが不足してくると、さらなる心身の疲れやイライラを感じてしまい、砂糖が欲しくなるという悪循環に陥ります。

砂糖には中毒性があることも指摘されていますので、摂り過ぎには注意が必要です。

 

 

まとめ


発達障害の方は特に多くの栄養素を必要としますので、意識して摂取しなければ必要量をみたすことは困難といえます。

しかも、食事の量を増やしても食事で摂取できる栄養素自体が減っていることも、頭に入れて置かなければなりません。

 

現代人の食事はカロリーが多く栄養素が少ないため、「隠れ栄養失調」になる人が増加傾向にあるといわれています。

 

栄養素を十分に補うには、バランスの良い食事をしっかり摂取することのほかに、ビタミンやミネラルを消費してしまうお菓子やジュース、喫煙やアルコールを控えてることも大切です。

 

また足りない分はサプリメントで補うのもいいでしょう。

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