糖尿病の予防に役立つ必須微量元素「クロム」とは??

微量元素「クロム」。

普段あまり耳にしない栄養素ですよね。

 

体内に存在する量もごくわずかですが、

とても重要な役割をしています。

 

 

必須微量元素のクロムとは?その働きは??


クロム(三価クロム)は脂質や糖質の代謝をスムーズにする働きがあります。

 

糖質をエネルギーに変換するときには「インスリン」というホルモンが

欠かせません。

インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、

全身の臓器細胞に糖質をとり込ませたり、

肝臓や筋肉で糖質からグリコーゲン(貯蔵糖)が合成されるのを

促す働きがあります。

 

インスリンの量が減少したり、うまく働かなくなると、

グリコーゲンとして貯蔵していくことも、

細胞に取り込むこともできなくなり

高血糖の状態が続き全身の血管を傷つけます。

 

この症状が「糖尿病」です。

 

三価クロムは腸内細菌の働きで、

クロム化合物」という物質に合成されますが、

この物質がインスリンの作用を助け働きを活発にさせてくれます。

 

このため、三価クロムは糖尿病の予防役立つ栄養素です。

また脂質の代謝にも働くので、

コレステロールを正常に保つ役割も期待できます。

 

不足すると糖尿病の発症のリスク上昇や、

動脈硬化が進行しやすくなるなどの症状がみられます。

 

またインスリンの生成には亜鉛も必要となるため、

クロムの摂取とともに亜鉛の摂取も重要になります。

 

亜鉛のあれこれはコチラ

 

ちなみに環境汚染物質の一つに「六価クロム」があります。

クロムは酸化することで三価クロムや六価クロムになりますが、

三価クロムは自然界に多く存在し、毒性はないとされています。

 

一方六価クロムは人工的に生成されるもので、

非常に毒性が強い毒性をもっています。

 

六価クロムは皮膚につくと皮膚炎や腫瘍の原因になります。

また気化しやすく、肺や消化器官などから吸収されやすく、

肺がんや消化器官の障害を起こすとされています。

 

クロム中毒の症状の一つに「鼻中隔穿孔」があり、

鼻腔を分ける壁に穴があく症状が確認されています。

 

六価クロム、恐ろしいですね・・・。

 

クロムを含む食べ物は??


三価クロムは野菜や肉類、魚介類など色々な食品に含まれており、

ひじきや海苔、和牛、ぬか、小麦胚芽には

とくに多くの三価クロムが含まれています。

 

1日の摂取基準量は成人で、

男女ともに目安量は10㎍ほどで上限量とくにありません。

 

体内に存在する量は成人で約2gほどで、

必要量は非常に少ないため、

クロム不足になることはほとんどありません。

 

 

 

まとめ


三価クロムは糖尿病の予防に欠かせないミネラルですね。

 

よほどの偏食がなければ不足することはほとんどありません。

 

六価クロムは恐ろしいですが、

カラダに必要な三価クロムと上手に付き合い、

糖尿病の予防に努めたいですね。

 

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